【コラム】12万円の壁は高い?Macの値上げで思う事
「うーん、今回は買い替えずに直します」
2026年6月25日のApple一斉値上げがあった次の日、店頭でお客様がこう言いました。
これまでは「液晶が割れた」「電源が入らなくなった」とお客さまが駆け込んできた際、修理見積もりを出して「あと数万足せば、新品のMacBook Airが買えますよ」とアドバイスすることもありました。
しかし最安モデルの『MacBook Neo』すら一晩で2万円値上がりして11万9,800円になり、Airは22万円を超えた今、その提案はもう通用しなくなりました。
「壊れたら買い替える」から、「直して限界まで使い倒す」時代への大転換が、いま目の前で起きています。
しかし今のMacは
ただ近年のMacは「どこが壊れたか」で運命が真っ二つに分かれます。
キーボードの調子が悪い、液晶が割れた、バッテリーが持たない。
これらはパーツ交換で修理可能です。
高価になった新品を買うより修理した方が安上がりです。
しかし最も恐ろしいのは「基板(ロジックボード)」の故障です。
近年のMacは頭脳であるチップも、メモリも、データを保存するSSDも、すべて1枚の基板にチップ状態で固定されています。
つまりどこか1箇所でも寿命を迎えたり水没でショートしたりすると、基板ごと丸ごと交換(=新品が買えるレベルの高額修理)になるケースがほとんどなのです。
これからは「壊さないための予防」が最大の節約
新品が高嶺の花になったからこそ、これからのMacユーザーに必要なのは故障した後の修理代よりも「故障させないための使い方」です。
- 飲み物は絶対に隣に置かない: 水没による基板クラッシュは、即座に20万円超の出費に直結します。
- バッテリーの膨張は放置しない: バッテリーの膨張は液晶やトラックパッドを内側から破壊します。
- 画面を閉じる際は一度キーボードの上を確認する: 本当に小さなものが挟まっていても液晶は簡単に割れてしまいます。
- ファンの掃除や排気口を塞がない:(※MacBookProや冷却ファン内蔵のMacBookAir)熱は基板の寿命をゴリゴリと削ります。
- 熱が逃げにくい場所で使わない: 特に布団やクッションの上はMac内に熱がこもりやすく、細かな埃を吸って内部に堆積する事で冷却効率を大きく下げる要因になります。
当店の修理記事やコラムにて度々注意喚起しておりますが、水没による故障は高確率でロジックボード故障となります。特に夏場は冷たい飲み物を飲みながらパソコンを使う事が多くなりますので気を付けてください。
また高温による内部部品故障は比較的多い症状となります。
注意点を参考に故障予防を。
昔のように「ダメになったら次を買えばいい」と雑に扱える時代は終わりました。
値上げの波を乗り超えるには皆さんの「丁寧な扱い方」が必要です。
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