iMac 21.5インチ 2019 メモリ増設 SSD交換[互換部品]

iMac 21.5インチ 2019 メモリ増設 SSD交換[互換部品]


ご相談内容:動作が遅くなったのでメモリ増設したい
原因:HDDの劣化による速度低下
作業内容:メモリ増設、SSD交換作業


ご覧いただきありがとうございます。
今回はiMac 21.5インチ 2019モデルのご相談です。
最近動作が重くなってきたのでメモリを増設したいという内容でした。
お話しを伺いながら確認しましたが、確かにレインボーカーソルが頻繁に出てくる感じでスムーズに動きません。
アプリなどは一旦起動すると普通に動きました。
症状を見る限り、物理メモリの容量不足よりもHDD劣化による読み書き速度低下や読み書きエラーが原因の典型的な症状に思えました。
物理メモリは言わば作業テーブルの様な役割を持つ部品の為、メモリ容量が増えると同時作業できる量が増えます。つまり起動したアプリ内の動きなどは改善しますが、データの格納部品であるHDDの読み書き速度が遅ければメモリが増えても全体の速度は遅いままとなります。
お客様にはHDDをSSDに換装する事でこの症状は改善する可能性が高いという説明をし、一旦メモリ増設を行って症状の改善が見られなければSSDに換装する了承を得ましたのでそのように作業を進めます。

まずはメモリ増設です。
21.5インチモデルはロジックボード裏面にメモリスロットがあるため、一度ロジックボードを取り外します。

ロジックボードを取り出す
外したロジックボード
元のメモリ

カバーが付いている部分にメモリがあります。
取り外して新しいメモリと交換します。因みに今回は16GBを2枚入れて合計32GBにします。
Appleの公式では16GBまでの対応となっていますが32GBでも問題無く動作します。

新しいメモリと交換
メモリ容量は32GBで認識されている
スロットの認識状態も問題無し

メモリ交換後に一旦動作確認を行います。
動作速度の検証もありますが、メモリは相性問題でエラーが発生する事も多いのでその確認も行います。
幸い相性問題は起きずにしっかり認識されましたが、やはり動作速度はそれほど変わりませんでした。
続けてSSD換装作業を行います。

HDDを取り外してSSDに換装

交換後、今までのもっさり感が嘘のようにスムーズに動くようになりました。
これでメモリ増設の効果も上がります。
返却後お客様も動きの違いに驚いておりました。

修理以外でも今回の様に改良、改造のご相談などにも対応しております。
気軽にお問い合わせください。


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