【コラム】似て非なる2つの「スティック」
USBメモリと最近急速に小型化が進む「スティック型SSD」。
見た目はそっくりですが中身は別物と言っても過言ではありません。
この2つの違いを利便性と性能の観点から紐解いてみましょう。
1. 「手軽さ」のUSBメモリ
USBメモリの最大の武器は、その圧倒的なコスパと携帯性です。
数GB〜64GB程度の小容量であれば、数百円~1,000円台で手に入ります。
「ちょっと数枚の書類をプリントしに行く」「OSのインストールメディアを作る」といった、使い捨てに近い感覚での運用に最適です。
2. 「爆速」のスティック型SSD
一方で、最近主流になりつつあるコンパクトSSD(スティック型SSD)は、外見こそUSBメモリですが、中身はPCの内蔵ストレージに近い構成になっています。
データの転送速度を比較すると、その差は歴然です。
USBメモリの転送速度は一般的に数十MB/s程度ですが、スティック型SSDは400MB/s~1000MB/s以上となっています。
つまりスティック型SSDはデータを大量に保存できるというだけではなく、大きなデータの出し入れもスムーズに行えるという事です。
なぜSSDが小さくなれたのか?
かつてのSSDは、2.5インチのドライブケースに入った「弁当箱」のようなサイズが一般的でした。
しかし、NVMe規格の普及と、3D NANDと呼ばれるメモリの積層技術が進化したことで、指先ほどのサイズにテラバイト級のデータを詰め込むことが可能になりました。
これにより「外付けHDDは重くて持ち運びたくないけれど、USBメモリでは遅すぎて仕事にならない」というプロフェッショナルやゲーマーの悩みが一気に解決されたのです。
どっちを選ぶべき?
結論として、選び方は非常にシンプルです。
- USBメモリ: 「失くしても困らないデータを保存」「人に渡す」「一時的なデータ保存」「OSインストーラーを作る」
- スティック型SSD: 「動画などの大容量データを保存する」「PCのバックアップを取る」「スマホなどの外付けストレージにする」
れほど邪魔にならないスティック型SSDであれば、MacBook Pro、MacBook Air、MacBook Neoなどの持ち歩きが多いモデルでも出先でも手軽にTimemachineバックアップができますので、仮に出先でPCが壊れても代わりのMacに復元して急場をしのぐ、なんていう使い方ができるかも知れません。
因みに私はスティック型SSDにOSを入れて外部起動OSとして使っています。
内蔵SSDやHDDを交換する事なく別のOSを使用できるので複数のOSを使い分ける必要がある方は便利ですよ。
