不意の故障でデータを失わないためには[コラム]

不意の故障でデータを失わないためには[コラム]


ご覧いただきありがとうございます。
今回は修理記録では無く、大事なデータの守り方などをコラム的に書いていきたいと思います。

起動しないPCの修理ご相談を受けると高確率で内部データ救出も行う事になります。
特に落下や事故などで大きな衝撃を受けて破損したり水没して動かないノートPC(MacBook系など)のご相談の時です。
一部を除き2017年以前のMacや大半のWindowsPCであれば記録用のストレージが別部品の為、そちらまで破損が及んでいなければ救出は可能です。
しかし最近のMacBook Air、MacBook Proなどはメイン基板(ロジックボード)に直付けでストレージチップが取り付けられているため、基板自体に通電できない状態だと事実上救出は不可能です。
また一般的にメイン基板故障は交換で修理されることが多いため修理した時点でデータは失われてしまいます。

このような事態になっても焦らない様にするには普段から外付けのHDDやSSDにバックアップを取得する方法が一般的です。
MacはTimemachineバックアップと言う機能が標準で搭載されていますし、Windowsでもバックアップ機能やファイル履歴機能などで外部ディスクに自動でデータをコピーする事が可能です。
(有料無料のバックアップツールも数多くありますのでそちらを利用しても良いと思います)
USB接続ですと一回一回接続するのが面倒ではありますが、例えば職場や家庭内のネットワークにNASと言われるネットワークハードディスク機器を置く事で、対象のパソコンが職場や家庭内ネットワークに接続していれば自動バックアップするように設定する事も可能です。

TimemachineでMacをバックアップする
https://support.apple.com/ja-jp/104984

Windowsバックアップを使用したバックアップと復元
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-バックアップを使用したバックアップと復元

Timemachineバックアップ

ただしご相談に来られるお客様に多いのはバックアップ用のメディアを購入しようと思っていたが中々買えなかった、必要性を感じなかったので用意していなかった、あるにはあるが一々繋げるのが面倒でしばらくしたら使うのを止めてしまったというお話でした。
そこでそういった方にお勧めしたいのがクラウドを使用したバックアップです。
MacであればiCloud、WindowsであればOneDriveなどのクラウドを使用する事でインターネット接続していれば自動で同期やバックアップを取得する事が可能です。

MacでiCloudを設定する
https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mh36834/mac

OneDriveを使用してフォルダーをバックアップする
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/onedrive-を使用してフォルダーをバックアップする

ただこちらはデメリットもあります。
無料プランだと容量が5GBと非常に少なく、ある程度のデータを保存しようと思うと有料(最安でも月額250円から)になってしまうことです。
外付けHDDなどであれば1度購入するだけで長期間使用できますので長期的なコストは安くなります。

Apple iCloud+ (有料プラン)
https://www.apple.com/jp/icloud/

Microsoft クラウドストレージの価格とプラン比較 (OneDrive)
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/compare-onedrive-plans

便利さを取るかコストを取るかと言う話になりますが、最も安全なのは両方使用する事です。
特に企業において重要な作業を行うパソコンに対しては複数の媒体で多重バックアップを取得するのが正解かと思われます。
(例:外付けHDD+社内バックアップ用サーバー+クラウドなど)


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