MacBook Pro 14インチ 2021 CTOモデル 起動しない[純正部品修理][ロジックボード交換][法人向けサービス]

ご相談内容： 起動しなくなった。正規店で診断して修理してもらったが再発したので診断して欲しい。
原因： ロジックボード故障
作業内容： ロジックボード交換（純正部品使用）

ご覧いただきありがとうございます。
今回はイベント・デザイン関連の企業さまから2021年モデルのMacBook Pro 14インチが起動しなくなったというご相談を受けましたのでその記録です。

お話を聞いたところ、最初は内蔵スピーカーから音が出ないという症状があったもののMac自体は使用可能だったため暫くそのまま使用していたら、ある日急に「！」表示となり起動しなくなったので正規修理プロバイダに持ち込んで復旧作業して貰ったそうです。
しかしその後1か月の間に2度ほど症状が再発し、そのたびに修理プロバイダに持ち込んだものの3度目は何をしても復旧せず、電話でAppleのサポートに相談したところロジックボード故障の可能性が高いと言われ、修理プロバイダには検証作業含めて時間がかかる事、支払いの面で融通が利かないという事から最終的に当店にご相談に来店されたという事でした。

当店でも正規修理プロバイダと同じ診断ツールを使用しますが、直接内部を確認するなどの検証作業も行います。
その結果ロジックボードのオーディオ周りの回路に不具合が見つかりました。
（正規修理プロバイダでは検証としてオーディオボードの交換までは行っていたようですが、オーディオボード自体は故障しておりませんでした）
起動時にハードウェア情報エラーが起きたことで内部データとの整合性が取れずにOSが起動できなくなっていたと見られ、解決にはロジックボード交換が必要でした。
このモデルはAppleのセキュリティの問題で純正新品部品以外の交換修理ができないためAppleから部品を取り寄せます。

分解してロジックボードの交換、Touch IDもセキュリティの問題で使いまわしができないので純正新品部品に交換します。
各種設定ツールと診断ツールにて設定と診断を行いました。
無事起動するようになったのでオーディオの状態や長時間の動作確認を行い、問題は生じませんでしたので修理完了、返却となりました。

今回は法人様向けのサービスとなりましたので、お客様企業の会計スパンに合わせた請求書払いでのお支払でした。
当店では法人様向けのサービスも行っております。
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